12.2009
『ブートレガーズ 神仙酒コンチェルト』
Posted by あざの耕平
それでは今回は久しぶりに自著のご紹介です。
私の作家デビューは1998年の第一回龍皇杯になるのですが、文庫本になったのはこの作品が最初でした。
『ブートレガーズ 神仙酒コンチェルト』。
なんと、ちょうど十年前の作品になります。
ずいぶん経ったと言うべきか、まだそんなもんかと言うべきか――
ちなみに、この作品だけは「あざの耕平」ではなく「字野耕平」名義になります。読み方は「字野(あざの)」で一緒なんですけどね。あまりに読みづらいのと「宇野(うの)」に読み間違うのとで、『Dクラ』からは平仮名になりました(笑)
そして本書の内容ですが、タイトルの「ブートレガーズ」とは、ずばり「密造酒業者」のことです。
舞台は1920年代、禁酒法時代のシカゴ。
冷静沈着な切れ者だけどギャンブルにだけは歯止めが利かないギャング・ファミリーの青年会計士。
ウェスタン気取りで早撃ちの名手、大都市での立身出世に野心を燃やす若きガンマン。
父の借金を背負いつつ、幼い弟妹を養いながら総菜屋(デリカテッセン)を切り盛りするカンフー娘。
そんな三人が、それぞれのトラブルを抱え、追い詰められた末、奇妙な縁で結ばれて密造酒造りに手を染めるお話。
しかも、酒造りに関わった謎の老人によって作り出されたその密造酒は……!?
個人的にこの時代は大好きでして、『BBB』でも番外編では禁酒法時代を取り上げています。
いいですよねっ。中折れ帽(フェドーラ)にスーツにマシンガン、T型フォードに密造酒!(趣味満載です)
より詳しい内容は、下のアソシエイトからamazonなどに飛ぶと読むことが出来ます。私も久しぶりに内容紹介を読んでみたのですが、十年前のBDK氏(初代担当編集さん)の紹介文が秀逸で、ずいぶん面白そうな感じがしました(笑)
敵対組織の謎の美人とか、暗黒街を震撼させる殺し屋とか、いかにも私の好きそうな設定も盛りだくさん。メインの主人公トリオにしても、切れ者に見えて……、とか、脳天気な楽天家とか、腕っ節最強のヒロインだとか、どこかで見たようなキャラクターたちが(笑)
作家のエッセンスは処女作に出ると言われますが、私にとって「ブートレガーズ」がそうなのか否か。興味のある方は、読んで確かめてみて下さい。
とはいえ、書影が「No Image」になってるところを見ると、いまはもう絶版なのかな?
一応中古では買えるみたいです。
段ボールひっくり返して手元の文庫本を探しましたので、せめて写真をアップしておきます。

この本を触ったのもずいぶん久しぶりでした。
この頃から読んでくれてる読者の方とは、十年のつき合いってことになりますね。今後とも、どうぞよろしくお願いします。
以下、追記となりますが……。
本作が単行本として復刊いたしました!
詳しくは、こちらをご覧頂ければと思います。
電子書籍版も発売されていますので、環境の整っている方はそちらでも。
ともあれ、これで入手しやすくはなかっかたと思います。気になっていた方は、ぜひ読んでみて下さいませ。
私の作家デビューは1998年の第一回龍皇杯になるのですが、文庫本になったのはこの作品が最初でした。
『ブートレガーズ 神仙酒コンチェルト』。
なんと、ちょうど十年前の作品になります。
ずいぶん経ったと言うべきか、まだそんなもんかと言うべきか――
ちなみに、この作品だけは「あざの耕平」ではなく「字野耕平」名義になります。読み方は「字野(あざの)」で一緒なんですけどね。あまりに読みづらいのと「宇野(うの)」に読み間違うのとで、『Dクラ』からは平仮名になりました(笑)
そして本書の内容ですが、タイトルの「ブートレガーズ」とは、ずばり「密造酒業者」のことです。
舞台は1920年代、禁酒法時代のシカゴ。
冷静沈着な切れ者だけどギャンブルにだけは歯止めが利かないギャング・ファミリーの青年会計士。
ウェスタン気取りで早撃ちの名手、大都市での立身出世に野心を燃やす若きガンマン。
父の借金を背負いつつ、幼い弟妹を養いながら総菜屋(デリカテッセン)を切り盛りするカンフー娘。
そんな三人が、それぞれのトラブルを抱え、追い詰められた末、奇妙な縁で結ばれて密造酒造りに手を染めるお話。
しかも、酒造りに関わった謎の老人によって作り出されたその密造酒は……!?
個人的にこの時代は大好きでして、『BBB』でも番外編では禁酒法時代を取り上げています。
いいですよねっ。中折れ帽(フェドーラ)にスーツにマシンガン、T型フォードに密造酒!(趣味満載です)
より詳しい内容は、下のアソシエイトからamazonなどに飛ぶと読むことが出来ます。私も久しぶりに内容紹介を読んでみたのですが、十年前のBDK氏(初代担当編集さん)の紹介文が秀逸で、ずいぶん面白そうな感じがしました(笑)
敵対組織の謎の美人とか、暗黒街を震撼させる殺し屋とか、いかにも私の好きそうな設定も盛りだくさん。メインの主人公トリオにしても、切れ者に見えて……、とか、脳天気な楽天家とか、腕っ節最強のヒロインだとか、どこかで見たようなキャラクターたちが(笑)
作家のエッセンスは処女作に出ると言われますが、私にとって「ブートレガーズ」がそうなのか否か。興味のある方は、読んで確かめてみて下さい。
とはいえ、書影が「No Image」になってるところを見ると、いまはもう絶版なのかな?
一応中古では買えるみたいです。
段ボールひっくり返して手元の文庫本を探しましたので、せめて写真をアップしておきます。

この本を触ったのもずいぶん久しぶりでした。
この頃から読んでくれてる読者の方とは、十年のつき合いってことになりますね。今後とも、どうぞよろしくお願いします。
![]() | 神仙酒コンチェルト―ブートレガーズ (富士見ファンタジア文庫) (1999/01) 字野 耕平 商品詳細を見る |
以下、追記となりますが……。
本作が単行本として復刊いたしました!
![]() | ブートレガーズ BOOTLEGGERS (単行本) (2013/11/16) あざの 耕平 商品詳細を見る |
詳しくは、こちらをご覧頂ければと思います。
電子書籍版も発売されていますので、環境の整っている方はそちらでも。
ともあれ、これで入手しやすくはなかっかたと思います。気になっていた方は、ぜひ読んでみて下さいませ。