24.2009
『ネコのおと ―リレーノベル・ラブバージョン』
Posted by あざの耕平
と言うわけで、今回も過去作品のご紹介。
『ネコのおと ―リレーノベル・ラブバージョン』。
富士見ミステリー文庫史上に燦然と輝く(であろう)問題作です。
簡単に言うと、富士見ミステリー文庫の作家さんを中心とした、七人の作家さんによるリレー小説なのですね。
もともとはとあるイベントの企画でして、実は私はそのイベントを見に行っていただけだったのです。なのに、あれよあれよで執筆陣に加わることになったという。(ほとんど強制的に! しかも最後のトリに! ひどい!)
この辺の詳しい流れは、同じく執筆陣の一人である吉田茄矢先生がレポートされています。こちらを読んで下されば、私がいかに理不尽な目にあわされたかが少しはわかって下さるかと。
こんな仕事が成立するはずがない。きっと、絶対、どこかで止まる。誰かが止めるに違いない。
……そう(本気で)信じていたのですが、一人書き、二人書き、三人目が書き上げた辺りで冷や汗が。しかも、そのつど原稿が回ってきていたのですが、回を追うごとに飛躍的にとんでもない展開になってるし!
そして、四人目が書き、五人目が書き始めた時点で、焦った私は危機管理対策を講じることにしました。
あざの耕平主催による緊急会議。
(なにせ、編集部はまったく放置してたので)
参加者は私の他に、私のひとつ前の執筆者である吉田茄矢先生と、すでに書き上げた新井輝先生、師走トオル先生の四人。で、四人でテーブルを囲んで「どう落とすだコレ!?」と会議を開催したのです。
といっても、すでに書き上げてる新井先生と師走先生は、終始によによ顔。一方、これから書かねばならない私と吉田先生は、どんより青ざめて「どうしよう? どうする? どうしよう!」と非常に対照的でしたが……
ともあれ、このときの会議がなければ、『ネコのおと』が無事世に出ていたかは、怪しかったかもしれません。ご協力頂いた三人の先生方には、感謝感謝です。
特に新井先生には、結局ずいぶんとネタを頂きました。新井先生のアイデアがなければ、いったいどうなっていたことか。ぶるぶる……
そんな訳で、(相当な力業とはいえ)なんとか話にオチもついた『ネコのおと』。
色んな意味で、ちょっと他では真似できない内容になっています。
ていうか、自分で言うのもなんですが、面白い話だと思うんですよね。
普通のライトノベルとはまったく毛色が違いますので、好き嫌いはあると思います。でも、この手の企画物としては、かなり成功した部類ではないでしょうか?
執筆陣も豪華ですしね!
興味のある方は、ぜひ手にとってみて下さい。
――ていうか、いま上のアソシエイトからamazonに飛んでみたら、著者の中に私の名前だけ入ってないじゃないですかっ。
ひどい! 本当になんて仕打ちなんだ『ネコのおと』!!
『ネコのおと ―リレーノベル・ラブバージョン』。
富士見ミステリー文庫史上に燦然と輝く(であろう)問題作です。
簡単に言うと、富士見ミステリー文庫の作家さんを中心とした、七人の作家さんによるリレー小説なのですね。
もともとはとあるイベントの企画でして、実は私はそのイベントを見に行っていただけだったのです。なのに、あれよあれよで執筆陣に加わることになったという。(ほとんど強制的に! しかも最後のトリに! ひどい!)
この辺の詳しい流れは、同じく執筆陣の一人である吉田茄矢先生がレポートされています。こちらを読んで下されば、私がいかに理不尽な目にあわされたかが少しはわかって下さるかと。
こんな仕事が成立するはずがない。きっと、絶対、どこかで止まる。誰かが止めるに違いない。
……そう(本気で)信じていたのですが、一人書き、二人書き、三人目が書き上げた辺りで冷や汗が。しかも、そのつど原稿が回ってきていたのですが、回を追うごとに飛躍的にとんでもない展開になってるし!
そして、四人目が書き、五人目が書き始めた時点で、焦った私は危機管理対策を講じることにしました。
あざの耕平主催による緊急会議。
(なにせ、編集部はまったく放置してたので)
参加者は私の他に、私のひとつ前の執筆者である吉田茄矢先生と、すでに書き上げた新井輝先生、師走トオル先生の四人。で、四人でテーブルを囲んで「どう落とすだコレ!?」と会議を開催したのです。
といっても、すでに書き上げてる新井先生と師走先生は、終始によによ顔。一方、これから書かねばならない私と吉田先生は、どんより青ざめて「どうしよう? どうする? どうしよう!」と非常に対照的でしたが……
ともあれ、このときの会議がなければ、『ネコのおと』が無事世に出ていたかは、怪しかったかもしれません。ご協力頂いた三人の先生方には、感謝感謝です。
特に新井先生には、結局ずいぶんとネタを頂きました。新井先生のアイデアがなければ、いったいどうなっていたことか。ぶるぶる……
そんな訳で、(相当な力業とはいえ)なんとか話にオチもついた『ネコのおと』。
色んな意味で、ちょっと他では真似できない内容になっています。
ていうか、自分で言うのもなんですが、面白い話だと思うんですよね。
普通のライトノベルとはまったく毛色が違いますので、好き嫌いはあると思います。でも、この手の企画物としては、かなり成功した部類ではないでしょうか?
執筆陣も豪華ですしね!
興味のある方は、ぜひ手にとってみて下さい。
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――ていうか、いま上のアソシエイトからamazonに飛んでみたら、著者の中に私の名前だけ入ってないじゃないですかっ。
ひどい! 本当になんて仕打ちなんだ『ネコのおと』!!