02.2009
『Dクラッカーズ』
Posted by あざの耕平
お待たせしました。今度こそ書籍の方のご紹介です。
筆者の最初の長編シリーズになります。
富士見ファンタジア文庫、『Dクラッカーズ』シリーズ。
元は富士見ミステリー文庫で上梓させてもらったシリーズなのですが、その後ファンタジア文庫でリニューアル刊行させて頂きました。なので、ここでもファンタジア文庫版をご紹介させて頂きます。
本編7巻。短編集2巻。
リニューアル連続刊行のラストに、本編完結後四年経って刊行することになった番外編1巻。
以上、全10巻のシリーズとなります。
市のアンダーグラウンドに流通する、『カプセル』という名の「悪魔を呼び出すドラッグ」。
七年ぶりに日本に帰国した姫木梓は、幼馴染みだった少年が、そのドラッグのバイヤーだという噂を耳にします。
過去の淡い想い出と現在の冷ややかな関係に揺れながら、少しずつ少年――物部景の真実に迫る梓。そして彼女は、少年たちの世界に隠された『カプセル』をめぐる壮絶な抗争に巻き込まれて行くことに。
文庫のあおり文句は『ネオ・アクション・サスペンス』でしたが、実際はここにダーク・ファンタジーや少年少女の青春物といった要素も加わっています。幼馴染み二人の、しめやかでほの暗い、ちょっとリリカルな関係なんかも、物語のスパイスでしょうか。
冷静沈着。裏の世界で密かに名を馳せる少年、物部景。
かつての関係を取り戻そうと、少しずつ歩み寄る少女、姫木梓。
『カプセル』を追い、悩める梓を支える探偵少女、海野千絵。
軽薄を装いながら忠実にサポートする、少年の相棒、水原勇司。
その他、マーケットを支配する謎の組織や、景に執着する武闘派グループの王。中立を守ろうとする知性派少女など、最初のシリーズ物だけあって、思い入れのあるキャラクターばかりです。
黒幕なんかも大好きですしね(笑)
もちろん、「彼女」も。
『BBB』では時系列順にまとめたものを書きましたが、『Dクラ』の短編集は時系列がばらばらなので割愛させて頂きます。
代わりに読む順番ですが、一応筆者のお薦めとしては、長編短編集の別なく、刊行順に読んで頂くのがよろしいかと。
というのも、『Dクラ』は(ほぼ)すべて書き下ろしなので、筆者が書いた順に刊行されているのです。ですから、刊行順に読むと、そのまま筆者が書いた順に読んで頂けるのですよ。
つまり、
『Ⅰ』→『Ⅱ』→『Ⅲ』→『ショートⅠ』→『Ⅳ』→『Ⅴ』→『ショートⅡ』→『Ⅵ』→『Ⅶ』→『プラス』
の順ですね。
まあでも、短編集はあとでまとめてとかでも全然問題はありませんので、皆さんの好きなように楽しんで頂ければと思います!
以下、書影になります。
すでにamazonでは在庫がないようなので、Kindleストアの電子書籍版の書影になります。ご注意下さい。
●本編
●短編集
●番外編
●全巻セット(電子書籍)
●BOOK☆WALKER
本編は、こちら。
短編集は、こちら。
番外編は、こちら。
※BOOK☆WALKERに関して、また「富士見ファンタジア文庫版」と「富士見ミステリー文庫版」の違いなどに関しては、こちらの記載をご参照下さい。
なお、電子書籍版は他の電子書籍ストアでも配信されています。お使いの環境で検索してみて下さい。
以上、さすがリニューアルしただけあって、こうして並べると統一感があって格好いいですよね。デザイナーさんと、イラストを描いて下さった村崎久都さんの仕事が光ります!
『Dクラ』はドラッグをメインに据えた作品だけに、暗くて陰湿に思われがちかもしれません。
でも、実際はそんなことありません。
自分で言うのもなんですが、いま読んでも面白いと思います。
(……と自分で言うと、ほんともぞもぞします/笑)
筆者の原点のような作品ですし、興味のある方、他の作品を楽しんで頂けた方も、よろしければ手にとってみて下さいませ。
筆者の最初の長編シリーズになります。
富士見ファンタジア文庫、『Dクラッカーズ』シリーズ。
元は富士見ミステリー文庫で上梓させてもらったシリーズなのですが、その後ファンタジア文庫でリニューアル刊行させて頂きました。なので、ここでもファンタジア文庫版をご紹介させて頂きます。
本編7巻。短編集2巻。
リニューアル連続刊行のラストに、本編完結後四年経って刊行することになった番外編1巻。
以上、全10巻のシリーズとなります。
市のアンダーグラウンドに流通する、『カプセル』という名の「悪魔を呼び出すドラッグ」。
七年ぶりに日本に帰国した姫木梓は、幼馴染みだった少年が、そのドラッグのバイヤーだという噂を耳にします。
過去の淡い想い出と現在の冷ややかな関係に揺れながら、少しずつ少年――物部景の真実に迫る梓。そして彼女は、少年たちの世界に隠された『カプセル』をめぐる壮絶な抗争に巻き込まれて行くことに。
文庫のあおり文句は『ネオ・アクション・サスペンス』でしたが、実際はここにダーク・ファンタジーや少年少女の青春物といった要素も加わっています。幼馴染み二人の、しめやかでほの暗い、ちょっとリリカルな関係なんかも、物語のスパイスでしょうか。
冷静沈着。裏の世界で密かに名を馳せる少年、物部景。
かつての関係を取り戻そうと、少しずつ歩み寄る少女、姫木梓。
『カプセル』を追い、悩める梓を支える探偵少女、海野千絵。
軽薄を装いながら忠実にサポートする、少年の相棒、水原勇司。
その他、マーケットを支配する謎の組織や、景に執着する武闘派グループの王。中立を守ろうとする知性派少女など、最初のシリーズ物だけあって、思い入れのあるキャラクターばかりです。
黒幕なんかも大好きですしね(笑)
もちろん、「彼女」も。
『BBB』では時系列順にまとめたものを書きましたが、『Dクラ』の短編集は時系列がばらばらなので割愛させて頂きます。
代わりに読む順番ですが、一応筆者のお薦めとしては、長編短編集の別なく、刊行順に読んで頂くのがよろしいかと。
というのも、『Dクラ』は(ほぼ)すべて書き下ろしなので、筆者が書いた順に刊行されているのです。ですから、刊行順に読むと、そのまま筆者が書いた順に読んで頂けるのですよ。
つまり、
『Ⅰ』→『Ⅱ』→『Ⅲ』→『ショートⅠ』→『Ⅳ』→『Ⅴ』→『ショートⅡ』→『Ⅵ』→『Ⅶ』→『プラス』
の順ですね。
まあでも、短編集はあとでまとめてとかでも全然問題はありませんので、皆さんの好きなように楽しんで頂ければと思います!
以下、書影になります。
すでにamazonでは在庫がないようなので、Kindleストアの電子書籍版の書影になります。ご注意下さい。
●本編
![]() | DクラッカーズI 接触―touch―(富士見ファンタジア文庫): 1 (2012/09/07) あざの 耕平、村崎 久都 他 商品詳細を見る |
![]() | DクラッカーズII 祭典―ceremony―(富士見ファンタジア文庫): 2 (2012/09/27) あざの 耕平、村崎 久都 他 商品詳細を見る |
![]() | DクラッカーズIII 決意―resolution―(富士見ファンタジア文庫): 3 (2012/09/27) あざの 耕平、村崎 久都 他 商品詳細を見る |
![]() | DクラッカーズIV 乱―rondo―(富士見ファンタジア文庫): 4 (2012/09/27) あざの 耕平、村崎 久都 他 商品詳細を見る |
![]() | DクラッカーズV 追憶―refrain―(富士見ファンタジア文庫): 5 (2012/09/27) あざの 耕平、村崎 久都 他 商品詳細を見る |
![]() | DクラッカーズVI 王国―the limited world―(富士見ファンタジア文庫): 6 (2012/09/27) あざの 耕平、村崎 久都 他 商品詳細を見る |
![]() | DクラッカーズVII 王国―a boy&a girl―(富士見ファンタジア文庫): 7 (2012/09/27) あざの 耕平、村崎 久都 他 商品詳細を見る |
●短編集
![]() | Dクラッカーズ・ショートI 欠片―piece―(富士見ファンタジア文庫): 1 (2012/09/27) あざの 耕平、村崎 久都 他 商品詳細を見る |
![]() | Dクラッカーズ・ショートII 過日―roots―(富士見ファンタジア文庫): 2 (2012/09/27) あざの 耕平、村崎 久都 他 商品詳細を見る |
●番外編
![]() | Dクラッカーズ+プラス 世界―after kingdom― (富士見ファンタジア文庫) (2012/09/27) あざの 耕平、村崎 久都 他 商品詳細を見る |
●全巻セット(電子書籍)
![]() | 【全巻セット】Dクラッカーズ 全10巻セット〈豪華特典版〉 富士見ファンタジア文庫 (2014/11/28) あざの 耕平 商品詳細を見る |
●BOOK☆WALKER
本編は、こちら。
短編集は、こちら。
番外編は、こちら。
※BOOK☆WALKERに関して、また「富士見ファンタジア文庫版」と「富士見ミステリー文庫版」の違いなどに関しては、こちらの記載をご参照下さい。
なお、電子書籍版は他の電子書籍ストアでも配信されています。お使いの環境で検索してみて下さい。
以上、さすがリニューアルしただけあって、こうして並べると統一感があって格好いいですよね。デザイナーさんと、イラストを描いて下さった村崎久都さんの仕事が光ります!
『Dクラ』はドラッグをメインに据えた作品だけに、暗くて陰湿に思われがちかもしれません。
でも、実際はそんなことありません。
自分で言うのもなんですが、いま読んでも面白いと思います。
(……と自分で言うと、ほんともぞもぞします/笑)
筆者の原点のような作品ですし、興味のある方、他の作品を楽しんで頂けた方も、よろしければ手にとってみて下さいませ。